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リコー、AWSとアプリケーションを組み合わせた中堅・中小向けクラウドソリューション

導入や運用管理を支援

 リコージャパン株式会社は26日、Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスの導入や運用管理を支援する「リコーデザインサービス for AWS」「リコーマネージドサービス for AWS」を10月27日より順次販売開始すると発表した。さまざまなベンダーが提供するアプリケーションと組み合わせ、中堅・中小企業向けにワンストップで提供するという。

 新サービスは、ユーザー企業の課題やニーズにあわせて定義した要件に沿って、クラウド環境(IaaS/PaaS)とアプリケーションを選定し、導入から運用管理までを支援するもの。リコージャパンでは、オンプレミス型のサーバー導入で実績を持つほか、サーバー上で稼働するアプリケーションやネットワークの構築・運用保守などを一括して手掛けてきた。こうした経験やノウハウを生かし、専任のIT担当者がいないような中堅・中小企業でも、保守運用業務の負荷を軽減できるクラウドサービスのメリットを生かせるよう、アプリケーション部分までを一括してリコーが支援するとした。

 対応アプリケーションの第1弾として、エムオーテックスのIT資産管理・情報漏えい対策ツール「LanScope Cat」と、Skyのクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」をサポートし、ラインアップは順次拡充する予定だ。

 なお、すでに同名のサービスが提供されているが、そちらは大手企業向けのオーダーメイド型サービスとなっていたのに対し、新サービスは中堅・中小企業を主な対象とし、パッケージサービスとして提供される点が異なる。

 価格は、導入を支援する「リコーデザインサービス for AWS」が初期費用10万円。運用管理を支援する「リコーマネージドサービス for AWS」が月額費用3万円で、別途AWSの利用料金が必要となる。リコージャパンでは、月間50社への提供を目標としている。

石井 一志