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CAC、AWSに特化したクラウド型WAFサービス

 株式会社シーエーシー(CAC)は1日、Amazon Web Services(AWS)に特化したSaaS型Webアプリファイアウォール(WAF)サービスを開始した。同社の運用機能付きIaaSサービス「C-nu@ge Enterprise Cloud+」のオプションとして提供する。価格は初期費用9万円(税別)、月額費用3万9000円(同)から。

 AWS上のWebアプリへのhttp/https通信を監視し、脆弱性を突いた攻撃から防御する。SaaS型で提供され、月単位の料金支払いにより導入コストを抑えるとともに、ロジカル分析エンジンを搭載したWAFを採用することで、メンテナンス作業の運用負荷も軽減するという。

 特徴は、リバースプロキシ型WAFのため、Webサーバーのサービスを停止することなく導入できる点。SaaS型なので、インフラ障害発生時にユーザー企業側で対応作業をする必要がない点。ロジカル分析エンジンを搭載したWAPPLES製品を採用し、ルールベース検知を行う点。

 WAF機能を提供するほか、WAF機器へのSSL証明書・キーのアップロード代行、問い合わせ対応(平日9時~17時)に対応。検知ログの閲覧、利用ログ統計情報のレポート出力、適用ルールの変更などが行える管理コンソールも提供される。

 C-nu@ge Enterprise Cloud+のオプションサービスとして利用でき、料金体系は転送量(2.5/5/10/20/50/100Mbps)に応じた月額固定メニューを用意。価格は、ピークトラフィック転送料2.5Mbpsまで、月間データ転送料85GBまでで初期費用9万円(税別)、月額費用3万9000円から。

川島 弘之