CAC、Amazon VPCを利用した管理・運用サービス付きのIaaS


 株式会社シーエーシー(以下、CAC)は2日、Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスを活用した、運用・管理機能付きIaaSサービス「C-nu@ge(シーニュアージュ) Enterprise Cloud +」を発表した。同日より提供を開始する。

 「C-nu@ge Enterprise Cloud +」は、AWSのプライベートクラウドサービス「Amazon Virtual Private Cloud(VPC)」と、CACのエンタープライズ向けシステム構築および運用管理ノウハウを組み合わせたもの。Amazon VPCのクラウド環境とサーバーなどのリソースに加え、環境設定から拠点間との接続・運用、ユーザーサポートまでをオールインワンで提供するという。

 基本サービスでは、企業における利用形態を想定して設計したVPC環境(標準VPC利用環境)、顧客拠点と接続可能な設定済みVPN接続機器を用意する。また、仮想サーバー、OS、ミドルウェアなどのリソースをパッケージ化した、用途別のサーバーテンプレートを用意しているため、煩雑な導入・設定作業を行うことなく、すぐにでもサーバーを利用可能とした。

 さらに、提供するリソースにはあらかじめ監視エージェント、バックアップ機能などが導入済みのため、CACが提供する管理コンソールとあわせて利用することで、容易にサーバー運用を行えるとのこと。

 なおオプションでは、AWS Direct Connectを活用した環境の構築も提供する予定。これにより、顧客のネットワークとVPC間をプライベート回線で接続できるようになるとしている。

 価格は、月額3万9500円(税別)/サーバーからの定額制だが、従量タイプも用意するとのこと。初期費用はかからない。

関連情報
(石井 一志)
2012/4/2 12:50