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J:COM、4000名規模の営業支援システムを「kintone」で刷新

 サイボウズ株式会社は27日、ケーブルテレビやインターネット接続、固定電話サービスを提供する株式会社ジュピターテレコム(以下、J:COM)が、エンタープライズグループウェア「Garoon on cybozu.com」と、業務アプリ構築クラウド「kintone on cybozu.com」(以下、kintone)を採用したと発表した。J:COMでは営業支援システムとして、4000名規模で利用するという。

 J:COMでは2006年ごろに、顧客情報収集と活用を目的にPDA端末を利用した営業支援システムを導入したが、使い勝手の面でさまざまな課題があり、現場では十分に活用できていなかったという。

 そこで、営業現場がしっかりと使いこなせるもの新システムの導入を検討。持ち運びが容易なタブレット端末での利用を前提とし、営業現場の要望を取り入れて開発可能なクラウドサービスに焦点を絞った中で、費用対効果や営業対応など総合的に勘案して「kintone」と「Garoon」を採用したとのこと。

 なお導入にあたっては、営業現場の一部メンバーもプロジェクトに参加。仕様の検討、アプリ構築、現場のフィードバックを受けた改善といったサイクルを繰り返すスパイラルアップで開発を行った。

 現在はタブレット端末からアクセスできる環境を整え、全国4000名の営業担当が利用。顧客対応の迅速化と品質向上を実現したとしている。今後は、4月に合併した旧ジャパンケーブルネット(JCN)の拠点にも利用を拡大する予定で、6000名規模までのシステム拡張が予定されている。

タブレット端末で見た営業支援システム利用画面のイメージ

石井 一志