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中堅中小企業の端末管理をクラウドで効率化「HP Touchpoint Manager」

 日本HPは14日、中堅中小企業(SMB)が効率的にデバイス管理できるクラウドサービス「HP Touchpoint Manager」を発売した。

 HP Touchpoint Managerは、スマートフォン/タブレット/PCを一元管理できるデバイス管理クラウドサービス。Windows/Android/iOSに対応する(iOSは近日対応予定)。

 SMBにおいては、会社支給端末とBYODともに使用されているケースがあり、搭載OSもさまざま。IT管理者はそれらの複雑なインフラを監視・管理する必要性に追われている。そうした企業がHP Touchpoint Managerを活用することで、容易かつ効率的なデバイス管理が可能になるとしている。

 製品メニューは「ベーシックパッケージ」と機能を拡張した「プロパッケージ」の2種類。

 ベーシックパッケージは「デバイス情報収集」「HDDヘルスチェック」「バッテリヘルスチェック」「ファイアウォールポリシー」「ウイルス保護ポリシー」「プロアクティブアラート」「リモートロック」「セルフヘルプ」といった機能を搭載。デバイスの構成情報と稼働状況を監視しつつ、セキュリティポリシーを自動適用し、故障などに関する事前アラートを通知する。通常価格はユーザーあたり月額200円(税別)で、2015年5月11日までに導入した場合は6カ月間無料で利用できる。

 プロパッケージは、ベーシックパッケージの機能に加えて、「リモートアラーム」「位置情報取得」「リモートデータ消去」「ローカルパスワードリセット」「モバイルセキュリティポリシー」「カメラポリシー」「チャット&電話サポート」といった機能を搭載。より、スマートフォン・タブレット向けの機能が利用可能となる。通常価格はユーザーあたり月額1100円(税別)で、2015年5月11日までに導入した場合は6カ月間月額550円(同)で利用できる。

 包括的で事前予防対応が可能な24時間365日のITサポートを、直感的に使用可能なWebベースの管理ツールで提供。また両プランともにデバイス単位の課金ではなく、ユーザー単位の課金となっており、1ユーザーあたり5デバイスまで使用できるのも特長となる。

川島 弘之