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小泉成器、Database Applianceのバックアップ用途に「Oracle ZFS Storage」を導入

 日本オラクル株式会社は11日、小泉成器株式会社が、営業支援ツール群向けデータベースのストレージ基盤を、日本オラクルのストレージ「Oracle ZFS Storage Appliance」で構築したと発表した。

 家電製品・家庭用品の企画・製造を行う小泉成器では、営業活動を支援する情報システムに積極的に投資し、2001年に小売店や家電製品メーカーなどの取引先向け営業支援サービス「KS-NET」を、2005年に社員の成長に視点を置いたナレッジ共有システム「Seeds-NET」を確立。これらのシステム群を支えるデータベース基盤として、オラクルのエンジニアド・システム「Oracle Database Appliance」を2013年に導入している。

 この導入により、従来はシステムごとに構築していたデータベース群を統合し、可用性の向上、ビジネス拡大にともなう処理量・データ量の増大に対応。バッチ処理性能が従来の2倍以上に向上するなど、刷新による効果を発揮したという。

 さらに同社では、今回、データベース群の統合によるデータ量の増加を見据え、「Oracle Database Appliance」のバックアップを目的として、「Oracle ZFS Storage Appliance」を導入した。将来的には、ほかの業務システムも含めたバックアップの統合や、営業情報などのデータを格納するファイルサービス基盤としての用途も視野に入れているとのこと。

 なお今回のプロジェクトでは、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が構築支援を担当している。

石井 一志