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日本ラッド、マルウェア侵入経路追跡ソフトを販売

 日本ラッド株式会社は、キヤノン電子株式会社と販売代理店契約を締結し、マルウェアの侵入経路を追跡できるソフト「SML(Security Management with Logging)」の販売を10月より開始した。

 SMLは、マルウェアの侵入した端末を特定する従来型検知のみならず、検知されるまでの間に何らかの活動を行い、侵入したネットワークシステム内に次の活動のための仕掛けを構築していないかまで特定できるマルウェア侵入経路追跡ソフト。

 特定端末の動作ログを解析して、マルウェアがいつ・どこから・どのように侵入したかの経路をバックトレースし感染源を特定。加えて、検知したマルウェアが社内ネットワークの他の端末に拡散していないかをフォワードトレースし、ネットワーク全体の感染状況を即時に把握できるようにする。

 これによりマルウェアが構築した仕掛けを特定し、その除去作業を確実に行うことで、企業のマルウェア感染被害を最小化できるとしている。

 日本ラッドはSMLの単体販売を行うとともに、すでに販売済みの対サイバー攻撃アラートサービス「SiteVisor」とSMLを連携させたソリューションの販売にも注力する。

連携ソリューションの概要

川島 弘之