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「マネーフォワード」「MFクラウドシリーズ」が2014年グッドデザイン賞をW受賞

 株式会社マネーフォワードは1日、家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」と、企業向けクラウドサービス「MFクラウドシリーズ」が、2014年度グッドデザイン賞をダブル受賞したと発表した。

 マネーフォワードは、銀行やクレジットカードなどのオンラインサイトから自身の資産・入出金情報を取得し、各データを自動で分類して家計簿を作成できるサービス。バラバラに散らばっているお金に関する情報をアプリで一元管理し、家計簿をつくりながら資産管理できる。

 受賞のポイントは「サービスのクオリティと洗練されたインターフェイス、カラーリングがとても優れている。金銭を一括管理するという便利さになかなか踏み出せないユーザーもいるかもしれないが、デザインとして高く評価できる」(グッドデザイン賞審査委員)とのこと。

マネーフォワードのインターフェイス

 MFクラウドシリーズは、個人事業種や中小企業のバックオフィス業務をクラウド上で最大限自動化するサービス。現在「会計」「確定申告」「請求書」の3サービスを提供。「会計・確定申告」では金融機関などとのデータ連携による会計データの自動取得・自動仕訳を、「請求書」ではワンクリックでの郵送代行サービスや会計ソフトとの自動連携などを実現する。

 受賞のポイントは「パッケージソフトで実現されていた機能をクラウド化することで、高機能なサービスを低価格で提供できるようになった。金融機関と連携して会計データを自動取得・自動仕訳できる。そこに請求書送付サービスも追加されており、クラウドならではの今後の発展が期待できる」(同)とのこと。

MFクラウドシリーズ

 グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動。これまで55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は39,000件以上にのぼる。

川島 弘之