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NRI、テキストデータ解析ツール「TRUE TELLER」をAPI化

ビッグデータの即時活用を可能に

 株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は1日、テキストデータ解析ツール「TRUE TELLER(トゥルーテラー) テキストマイニング」を強化すると発表した。ほかのシステムと連携できるようにAPI化し、「TRUE TELLERテキスト解析API」として同日より提供開始する。

 「TRUE TELLER」は、コールセンターへの問い合わせやアンケートへの回答など、顧客から寄せられる膨大なテキストデータを数値化・分析し、商品開発やサービスの改善などに役立てられるテキストマイニングソリューションである。

 今回提供される「TRUE TELLERテキスト解析API」では、自社のコールセンターシステムなどの外部システムから、テキストデータを自動で取り込むとともに、1件ごとに解析処理を実行して、結果を外部システムに自動配信(即時検知)できる。メンテナンスも、GUIを用いて容易に行えることから、自社で各種の条件設定を行える点も特長という。

 NRIによれば、ユーザー企業はこのAPIを利用することで、例えば、SNSの情報を元にした自社システムの障害発見や、コールセンターへの問い合わせ内容を元にした自社製品の不具合発見、営業担当者と顧客の対話音声やメール内容を元にした、コンプライアンス違反の発見などを行えるとのことだ。

 価格は、50万円(税別)/コア。

石井 一志