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TIS、専有ストレージを提供するプライベートクラウドサービス

 TIS株式会社は29日、専有型の大規模システム向けプライベートクラウドサービス「TIS ENTERPRISE ONDEMAND Service - HOSTED PRIVATE Service」を提供開始すると発表した。サーバーだけでなく、ストレージも含めて専有型で提供するのが特徴という。

 「TIS ENTERPRISE ONDEMAND Service - HOSTED PRIVATE Service」は、サーバーを多数持つ企業向けの専有型IaaS。サーバーだけでなくストレージも専用環境で提供するため、データの所在が明らかになるなど、企業のセキュリティポリシーに合わせた利用が可能なほか、共有型のクラウドサービスのように、他社の影響を受けることはないという。

 また、リソースプールの中から自由にリソースの割り当てが可能。現行のIPアドレスからの変更が不要なことに加え、VMwareがサポートするOSはすべて利用できるので、リソース上限の心配や、現行のIPアドレス体系からの変更、利用OSやバージョンの制限など、移行に関する課題が少ない点も特徴とした。

 さらに、月額固定型料金で提供することから、月によって費用が変動するリスクもないとのこと。

 プランには、サーバー(ESXi)台数やストレージ性能/容量にあわせて8種類を用意。これらコンピューティングリソースとの組み合わせオプションとして、ミドルウェア、ネットワーク、移行支援のプロフェッショナルサービス、運用サービスといったオプションメニューも提供する。

石井 一志