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BIGLOBEのIaaSで西日本リージョンが利用可能に

 ビッグローブ株式会社(以下、BIGLOBE)は7日、IaaS型パブリッククラウドサービス「BIGLOBEクラウドホスティング」において、「西日本リージョン」を同日より開設すると発表した。株式会社TOKAIコミュニケーションズ(以下、TOKAI)の仮想プラットフォームサービス「BroadCenterクラウドプラットフォームサービスVCシリーズ」と連携して実現され、TOKAIの岡山データセンターを利用している。

 BIGLOBEではこれまで、「東日本リージョン」のみでの提供だったため、遠隔地にバックアップサイトを容易に構築したいという声が多く寄せられていたという。今回の西日本リージョン開設はこうした要望に応えるもので、ユーザーがBIGLOBEクラウドホスティング上でサーバーを作成する際に、東日本リージョンと西日本リージョンを選択できるようになる。

 これによって、BIGLOBEクラウドホスティングの既存ユーザーや、自社内にオンプレミスサーバーを持つユーザーのBCP対策として、西日本地域でのシステム構築が容易になるとのこと。例えば、従来のBIGLOBEクラウドホスティング(東日本リージョン)に保存したデータを西日本リージョンへバックアップしたり、双方向のデータ同期を行ったり、ということが可能になるとした。

 西日本リージョンで利用できる「ベースモデル(西日本)」は、CentOS 6(64ビット)の場合、1vCPU(2GHz相当)、1GBメモリ、40GBディスクの構成で月額8000円(税別)。Windows Server 2008 R2 Standard EditionやWindows Server 2012 R2 Standard Editionの場合、1vCPU(2GHz相当)、2GBメモリ、40GBディスクの構成で月額1万1000円(税別)となる。

石井 一志