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ホッピー、シスコのコラボレーション製品で社内コミュニケーションを改善

 シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)は30日、ビアテイストの清涼飲料水を製造・販売するホッピービバレッジ株式会社(以下、ホッピー)が、社内コミュニケーションの基盤にシスコのコラボレーションソリューションを採用したと発表した。

 ホッピーでは、中小企業が大企業に伍して戦っていくためには、効率よく働く環境を整え、ひとりひとりのパフォーマンスをいかに向上させていくことが重要と考えており、そのために、同社の石渡美奈社長のもと、テレプレゼンス導入におけるコミュニケーション改革プロジェクトを立ち上げ、ビジネスコミュニケーション変革を開始したという。

 そうした中で今回ホッピーが導入したのは、ビデオ会議端末「Cisco TelePresence SX20 Quick Set」「Cisco DX650」、ユニファイドコミュニケーションを実現するアプリケーション「Cisco Jabber Video for iPad」、個人端末「Cisco Desktop Collaboration Experience DX650」など。これらによって、場所や端末に制約されることなく、迅速かつスムーズなコラボレーションを容易に実現した。

 具体的には、シスココラボレーションソリューションの導入により、会議の度に出席者が本社・工場間を行き来して現状をあらため、不必要な移動がなくなったことで、各個人の時間の有効活用とコスト削減が可能になった。

 また以前は、営業担当と製造部門間のコミュニケーション不足により、足並みがそろわず、顧客に迷惑をかけてしまうこともあったとのこと。しかし、ビデオ会議システムの導入により、映像を使ったコミュニケーションで現場の状況を的確に把握できるようになったことから、担当者同士のコミュニケーション精度が上がったという。

 このほか営業では、上司との日報のチェックを行うなど業務の特質上、遅くまで勤務することも多く、特に女性の帰宅が遅くなってしまうことは、安全管理上の課題でもあった。しかしシスココラボレーションソリューションにより、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションがとれるだけでなく、明るい安全な時間での帰宅や、各人のライフサイクルに合わせた働き方も可能になったとした。

 一方、手軽な操作ですぐに利用できること、高精細ビデオと高品質オーディオによる優れた品質を提供できることなどから、ユーザー体験も大幅に向上したとのことだ。

石井 一志