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NECソリューションイノベータがGIS新製品、Excelから地図付き帳票作成

 NECソリューションイノベータ株式会社は、地図情報をさまざまな業務に活用するGIS(地理情報システム)ソリューション「GISAp(ジーアイエスエイピィ)」シリーズを強化し、7月1日から「GISAp SmartForm」を発売する。

 GISAp SmartFormは、Excelのデータを簡単にデータベース化し、ノンプログラミングで台帳画面・帳票を作成するツール。ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で作成でき、台帳画面と帳票の管理項目は自由にデザインが可能。

 また、シリーズ製品「GISAp Standard」と併用することで、住所情報から位置情報を自動で取り込み、地図による可視化が可能となる。例えば、住民情報と地図を1枚の帳票に印刷できるため、業務を効率化できるという。

Excelデータをドラッグ&ドロップで取り込んだ後の台帳画面
「GISAp Standard」と連携し地図情報を取り込んで位置表示

 昨今、災害発生時の避難場所の管理や高齢者の見守りなど、より地域に密着した高度な公共サービスを提供する地方自治台だが、中小規模の市町村の現場業務においては、現場ごとにExcelで簡易的にデータ管理されるなど、効果的なデータ活用が進んでいないのが現状。中小企業でも取引先管理などをExcelで行うケースが多く、データ更新ミスなどの潜在的なリスクを抱えているという。

 GISApシリーズは、汎用的な地図情報システムをはじめ、農地管理や要援護者支援などに地図情報を利用できる製品をラインアップしてきた。今回、より幅広い業務でGISを活用できるようGISAp SmartFormをリリースし、地方自治体や中小企業におけるExcelの効果的な活用を促進する狙い。

 価格は、クライアントあたり40万円(税別)。今後3年間で150ユーザーへの導入を目指す。

川島 弘之