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メインフレームのデータをクラウドへバックアップする「CA Cloud Storage for System z」

 CA Technologiesは24日、IBM System zメインフレームで処理したデータをクラウドにバックアップする「CA Cloud Storage for System z」を発表した。

 CA Cloud Storage for System zは、System zで取り扱うデータをクラウドストレージに保存するソリューション。Amazon Web Services(AWS)のクラウドストレージ、およびリバーベッドのクラウドストレージアプライアンス「Riverbed SteelStore」を利用し、ストレージコストを1GBあたり数円まで削減することができるという。

 ユーザーはRiverbed SteelStoreを利用することで、アプリケーションを変更せずにAmazon S3とAmazon Glacierへデータを保存可能。重複排除や圧縮の機能により、クラウドに送信するデータ量を削減することにより、ネットワークの帯域幅使用率を削減できる。

 クラウドストレージは、耐久性の高いAmazon S3や、データバックアップ/アーカイブに適した低コストのAmazon Glacierをサポートし、キャパシティオンデマンドやストレージメディアへの依存の低減など、クラウドの使用による効率性を活用することでストレージコストを削減できるとのこと。さらに、データをクラウドへオフサイト保管することで、ディザスタリカバリへの準備態勢を強化でき、ビジネスニーズに対して、より迅速に対応できるようになるとしている。

 なおCA Technologiesでは、AWSの日本法人であるアマゾンデータ サービス ジャパン、リバーベッドの両社と、日本市場において共同で販促活動を行う考えで、7月2日にベルサール九段で開催されるリバーベッド主催イベント「アプリケーションパフォーマンスフォーラム ~いつでもどこでも快適に使えるITを目指して~」において、3社共同でのプレゼンテーションを実施する。

石井 一志