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日立Sol東、計画の変更管理機能を強化したプロジェクト管理基盤

 株式会社日立ソリューションズ東日本(日立Sol東)は19日、プロジェクト管理統合プラットフォーム「SynViz(シンビズ) S2」において、計画の変更管理機能を強化した新版「SynViz S2 Ver.1.3」を提供開始したと発表した。

 「SynViz S2」は、工程の一元管理、および基幹システムや表計算ソフトなどとのデータ連携が可能な、プロジェクト管理統合プラットフォーム。自動車業界をはじめとする製造業の設計・開発プロジェクトや、企業における情報システム開発プロジェクトなどでの導入実績をベースに、業務の共通基盤として開発されており、膨大な工程表や関連する成果物をWeb環境で一元管理することで、納期遅延やコスト増加などを未然に防げるという。

 今回の新版では、まず、前回計画と見直し後計画の変更個所を把握できるようになった。前回計画と見直し後計画を同一画面に並べて表示するだけでなく、変更個所を強調表示してくれるので、ビジュアルに把握することができる。

 また、プロジェクト完了に最も影響を与える一連のアクティビティ(クリティカルパス)を識別する機能を搭載したほか、関連線で接続されたアクティビティの余裕日数(前工程との間隔日数)が一覧で確認できるため、プロジェクト遅延リスクの高い工程を効率的に監視できるようになった。

クリティカルパスが表示されたガントチャート

 さらに、プロジェクトメンバーへ計画確定のメール通知を行える機能と、計画を変更できないように制御する機能が追加されており、計画の確定状況を作れるようになっている。あわせて、作業担当者の進ちょくが計画とかい離しそうな場合には、最新の作業予定を「見込み日程」として入力することで、計画とのかい離度合いをタイムリーに把握することもできる。

石井 一志