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MKI、煩雑なWi-Fi構築・運用を代行する「マネージドWi-Fi」

 三井情報株式会社(MKI)は10日、Wi-Fi環境構築から保守・運用まで代行する「MKI マネージドWi-Fi」を発表した。6月から提供する。

 Wi-Fi利用に必要な環境を顧客ごとにMKIデータセンター内で仮想的に構築し、管理者に代わって保守・運用を行うサービス。顧客環境にはCiscoのアクセスポイントのみを設置し、そのほか必要なサーバーなどはMKIデータセンターに構築。センター集中管理型のWi-Fi環境を提供することで、顧客は気軽にWi-Fi環境を導入可能となり、その後の面倒な保守・運用の手間も省ける。

 同社のキャリア向けWi-Fiサービスの導入実績・ノウハウを生かし、大規模無線LANから小中規模無線LANまでサポート。コミュニケーションインフラやアプリケーションも含めた、スマートデバイスを活用したさまざまなソリューションも提案する。

 価格は初期費用が3万5000円(税別)、月額費用が2500円(同)。Cisco APは別途費用がかかる。3年間で5億円の販売を目指す。

 MKIは「昨今、タブレットやスマートフォンの普及が進み、オフィスや学校などでWi-Fiの構築需要が高まっている。また、これに伴って次々と新しいWi-Fi規格が出てきており、それらの規格が共存するような環境においては、今後の運用管理はますます複雑になると要される」として新サービスを訴求する。