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サイトロックとアズジェント、AWS向けの運用支援で協業

マネージドセキュリティサービスをオプションとして提供

 サイトロック株式会社と株式会社アズジェントは4日、Amazon Web Services(AWS)向けの運用サービスにおいて協業すると発表した。サイトロックのAWS運用監視サービス「Site Care Cloud for AWS」のセキュリティオプションとして、アズジェントの提供するマネージドセキュリティサービス「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス for Trend Micro Deep Security」(以下、MSS for DS)を、6月4日より販売する。

 「Site Care Cloud for AWS」は、AWS環境上で稼働しているシステムに最適化した、24時間365日の監視・障害対応・運用パッケージサービス。一方、アズジェントでは、顧客企業のAWS環境に導入されたセキュリティソフト「Trend Micro Deep Security」から出力されるログを、自社のセキュリティオペレーションセンター(SOC)が24時間365日体制で監視し、相関分析を行う「MSS for DS」を販売してきた。

 今回、この「MSS for DS」を「Site Care Cloud for AWS」のオプションとして提供することにより、システムの包括的運用・監視サービスと、専門アナリストのセキュリティ運用・監視サービスを一元的に利用できるようになる。

 具体的には、Trend Micro Deep Securityから報告されたセキュリティイベントの分析/報告をリアルタイムに行うほか、ログ・通信のパターンやシステムで使用されているアプリケーションなどの情報を相関分析した上で、必要に応じて適切な対応を低減するという。また専用ポータルから、月間に実施した対応内容やインシデント統計がまとめられた月次報告書を提出。さらに、Trend Micro Deep Securityのルール追加や変更といった運用作業も代行するとしている。

 「Site Care Cloud for AWS」の価格は、初期費用がAWSアカウントあたり5万2000円(税別)、月額料金が1インスタンス目で3万8000円(税別)、2インスタンス目以降がインスタンスあたり2万円(税別)。「MSS for DS」の価格は、初期費用が7万4000円(税別)から、月額費用が1ライセンスあたり1万8600円(税別)からで、最小5ライセンスから購入できる。なお、別途Trend Micro Deep Securityのライセンスが必要。

石井 一志