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NTTコムウェア、OpenFlow 1.3やLAGに対応した「SmartSDN Controller」新版

 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア)は、SDNコントローラソフト「SmartSDN Controller」の新版を22日より販売開始する。

 「SmartSDN Controller」は、SDN(Software Defined Networking)/OpenFlow技術を用いて、ネットワーク構築時の機器設定・変更、ネットワークの通信制御、運用業務を柔軟に支援する、OpenFlowコントローラソフト。スイッチやルータを集中管理することで、ネットワーク全体を把握できるため、既存のルーティングプロトコルに依存した経路・迂回(うかい)制御ではなく、故障やネットワークのトラフィック状況に応じた柔軟な経路変更を可能にするという。

 今回の新版では、まず、長期安定版の位置付けであるOpenFlow 1.3に対応した。これによって、現在主流になりつつあるOpenFlow 1.3対応スイッチとの相互連携が可能になる。

 また、従来は外部のレイヤ2スイッチと接続する収容リンクと、収容OpenFlowスイッチが単一となるネットワーク構成だったが、今回は異なる2つの収容OpenFlowスイッチと収容リンクでLAG(リンクアグリゲーション)構成が可能になった。これにより、リンクの使用帯域が増大することに加え、故障が発生した際の影響時間を最小限に抑えられるようになるので、信頼性が向上している。

石井 一志