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日本IBM、クラウド型の企業業績管理ソリューションを提供

 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は13日、クラウド型の企業業績管理ソリューション「IBM Concert on Cloud」を発表した。

 「IBM Concert on Cloud」は、計画業務、予算策定、予実管理といった、企業業績管理の基盤を提供するSaaSソリューション。BIソリューションの「IBM Cognos」や「IBM Cognos Business Intelligence」と連携することで、財務計画と経営計画を単一アプリケーション内で結びつけるほか、アクティビティー・ストリーム機能により、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル環境での利用を可能にするという。

 また、さまざまな業務部門の関係者による円滑なコミュニケーションを通じ、変化するビジネス環境に迅速に対応するための、パフォーマンス管理と分析の仕組みを提供する。例えば、時間の制約がある業務などのタスク管理や通知機能などのビジネスプロセス管理(BPM)に加え、ビジネス上の意思決定に対する関係者の合意を得るためのチャットやファイル共有の機能といった、ソーシャルコラボレーション機能を備えている。

 さらに、リアルタイムの予測作成、組織全体における必要なレベルでの予測データの収集、レポート作成、スコアカードの統合による経営計画と実績の差分の特定などを可能にするとのこと。

 参考価格は、10ユーザーあたり月額1万6700円(税別)。別途、「IBM Cognos on Cloud」の購入が必要になる。

石井 一志