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NTT Com、柔軟な利用に対応したクラウド型コンタクトセンターソリューション

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は、クラウド基盤を活用したコンタクトセンターサービス「Arcstar Contact Center」を、5月2日より提供開始する。価格は個別見積もり。

 「Arcstar Contact Center」は、オペレータ席数の増減や利用する機能の変更に柔軟に対応できる、クラウド型のコンタクトセンターソリューション。コンタクトセンターの運営に必須とされるPBX、ACD(着信呼自動分配)、IVR(音声自動応答)、CTIなどの各種機能をすべて標準で提供するほか、それらの機能を提供する設備をクラウド化することで、機器の購入・更改費用や、保守・メンテナンスにかかるコストを削減するという。

 また、季節やイベントに応じてコール数が大きく変動する場合でも、1カ月の短期間から、利用するオペレータ席数の分だけ利用でき、利用した日数分だけの料金が発生する(日割り)ため、トータルコストを大幅に削減できる。さらに、通話録音やCDRレポート、キャンペーン実施時などに活用できるアウトバウンド機能といったオプションについても、利用期間に応じた日割りで提供するとした。

 管理者向けには、エージェント登録やガイダンス変更、休日・営業日設定など、日々のコンタクトセンター業務に必要な各種設定が行えるカスタマーポータルを用意しており、ユーザー企業の担当者が、機能の設定・変更を簡単に行える。また、複数の場所にコンタクトセンターがある場合でも、各センターの状況を一元的に把握可能とのこと。

 なお、「Arcstar Contact Center」の各種機能は、オンプレミスのコンタクトセンターで広く利用されているGenesysの「Genesys Customer Experience Platform」をベースにしているため、オンプレミスのコンタクトセンターからの移行にも適している。

石井 一志