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日本HP、基幹業務などでの利用に適したハイエンドストレージ「XP7」

HP XP7 Storage

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は24日、ミッションクリティカルアプリケーションなどでの利用に適したハイエンドストレージ「HP XPディスクアレイファミリ」において、第7世代となる「HP XP7 Storage」(以下、XP7)を発表した。

 「XP7」は、既存製品「HP XP P9500」の後継にあたるハイエンドストレージで、99.9999%の可用性を提供するほか、FIPS 140-2準拠の暗号化機能に対応するなどセキュリティ面も強化。オンラインのデータマイグレーション中でもディザスタリカバリ(DR)を中断せずにすむなど、XP P9500や「HP 3PAR」でも実現できていない機能を搭載する点が強みという。

 また、ハードウェアやファームウェアを含むソフトウェアについて、稼働中断のない完全オンラインアップグレードを実現。シンプロビジョニング、自動階層化による管理・運用・性能影響を分離できるパーティション機能なども搭載。複数の「XP7」を1つのストレージであるかのように利用できる「XP7 マルチアレイ 仮想化」機能によって、大規模環境での柔軟な利用に対応する。

 米HP エンタープライズグループ HPストレージ データセンター・デベロップメント・ユニット バイスプレジデントのクリス・パワーズ氏は、こうした、可用性や信頼性、運用性などの高さから、「最高の可用性を備えた製品であり、基幹ビジネス領域などにおいて、実績のある製品を求めているお客さまに最適だ」と強調した。

 一方で性能についても、コントローラの処理能力向上とフラッシュ最適化設計により、0.6ミリ秒以下の応答時間で300万IOPSを実現。XP P9500と比べて性能を3倍以上に強化した。

 参考価格は、シングルコントローラの最小構成で6899万円(税別)から。

米HP エンタープライズグループ HPストレージ データセンター・デベロップメント・ユニット バイスプレジデントのクリス・パワーズ氏
XP7の特徴

石井 一志