ニュース

デル、3U筐体に40GbEを132ポート搭載した超高密度スイッチ

Dell Networking Z9500

 デル株式会社は16日、データセンター向けのネットワークソリューションを発表した。40Gigabit Ethernet(GbE)の超高密度コアスイッチやSDNのコントローラなどを提供する。

 このうち「Dell Networking Z9500」は、3Uサイズの筐体に40GbEポート(QSFP+)を132基搭載した、超高密度のデータセンターコア向けレイヤ3スイッチ。既存製品と比べて1Uサイズあたりのポート密度を3倍に拡大したほか、10.5Tbpsのスループット性能と、前世代の半分の低レイテンシを実現しているという。40GbEポートは、4つの10GbEポートに分割することも可能で、すべて10GbEにした場合は最大528ポートの10GbEスイッチとして利用できる。

 また、最小36ポートから最大132ポートまで、ライセンス購入によって利用可能なポートを拡張できる仕組みを提供するため、将来を見据えて必要に応じたポートの追加・拡張に対応するとした。消費電力についても、10GbEポート1つあたり4.7Wと、競合製品と比較して約半分の消費に抑えられているので、電力コストについても削減可能としている。

 なお製品は、4月に米国で提供開始され、6月下旬以降、各国で順次提供される予定。

 2つ目の「Dell Active Fabric」は、OpenFlow対応のネットワークファブリックソリューション。Dell Active Fabricのコントローラはプラグアンドプレイのデバイス探索やプロビジョニング、自動化されたトポロジや転送の最適化、ファブリック全体のプログラミングといった機能を備えており、クラウドやXaaS環境において、ネットワーク機能を簡単に構成・導入できるという。提供開始は2014年第2四半期を予定している。

 また同社では、OpenStackベースのNFVおよびSDNソリューションをRed Hatと共同開発しており、2014年に提供開始する予定。

石井 一志