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日商エレ、ファイアウォール「Juniper SRXシリーズ」のラインアップを拡充

100GbE対応製品などを販売

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は8日、ジュニパーネットワークス株式会社の統合サービスゲートウェイ「Juniper SRXシリーズ」の取り扱いラインアップを拡充すると発表した。次世代インターフェイスカード「IOCII」、ならびに「SRX5400」を同日より販売開始する。

 SRXシリーズは、ファイアウォールやVPN、IPSなどのセキュリティ機能や、NAT、ルーティングといったネットワーク機能を統合したサービスゲートウェイ製品である。

 新たに取り扱いを開始する「IOCII」は、100Gigabit Ethernet(GbE)インターフェイスに対応しており、既設の筺体に導入することで、スループットを従来比1.5倍の最大300Gbpsまで拡張できるという。ユーザーはこれにより、急拡大するトラフィックに対して、迅速かつ容易に十分なキャパシティを提供できるため、複数の10GbEポートに分散せざるを得なかったトラフィックを集約し、運用の簡素化や省スペース化を図れるとのこと。

 なお「IOCII」は、「SRX5000シリーズ」に搭載可能なモジュール「SRX5K-MPC」とMIC、各種トランシーバーから構成され、SRX5K-MPCには最大2つのMICが搭載できる。価格は、10GbE×10ポートの場合、ポートあたり200万円(税別)から。40GbE×2ポートの場合、ポートあたり900万円(税別)から。100GbE×1ポートの場合は2200万円(税別)から、となる。

 一方の「SRX5400」は、従来に比べて36%の省スペース化と低価格化を実現した5Uサイズのシャーシ型サービスゲートウェイ。ICTサービス事業者だけでなく、スペースと価格の両面から高性能な機器の採用が困難だった企業のICTインフラ、あるいは中小規模データセンターへの導入にも対応するという。

 インターフェイスはすべてオプションとなり、10GbE(SFP+)×10、40GbE(QSFP+)×2、100GbE(CFP)×1を搭載できる。最大スループットは、ファイアウォールがIMIXの場合で30Gbps、VPN(AES256+SHA-1/3DES+SHA-1)の場合で43Gbps、IPSの場合で22Gbps。価格は1300万円(税別)から。

石井 一志