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OSKの統合業務パッケージ「SMILE」新版、e-Taxや外貨対応など強化

 株式会社OSKは3日、統合業務パッケージ「SMILEシリーズ」最新版を発表した。中小企業を支援する多彩な機能を搭載し、さらに使いやすくなったという「SMILE BS 2nd Edition Rel.3」(中小・中堅企業向け)と「SMILEes 2nd Edition」(大企業向け)を5月20日より販売する。

 「販売」パッケージでは、外貨管理オプションを搭載。外貨建ての売上や入金処理ができ、為替レートで円貨建て実績と外貨建て実績を管理できる。入金/支払処理では、売上/仕入計上時点と決済時点での為替レートの差分による決済時為替差額データを自動計算する。「会計」パッケージとの連携では外貨情報の連携も可能となっており、通貨・レートの一元管理を実現している。

外貨管理の売上処理イメージ
外貨管理の得意先台帳イメージ

 「会計」パッケージでは、資産管理オプションを機能強化。法人税準拠以外に、IFRS、会計基準など任意に償却基準を作成し、基準ごとに減価償却費の計算が可能。また、取得・除却・売却などの資産の増減に伴う費用の情報から一括で仕訳作成が可能となる。販売連携オプションも機能強化。「販売」の在庫データを基に、棚卸の仕訳を一括で作成できる。棚卸調整の出庫伝票を基に、棚卸減耗費の仕訳も作成できる。

複数の基準で償却費が可能な資産管理

 「人事給与」パッケージでは、源泉表データ作成オプションを機能強化。「e-Tax(国税電子申告・納税システム)」や「eLTAX(地方税電子申告・納税システム)」に対応した。

 そのほか、シリーズ共通で業務連携機能の強化や、より分かりやすいメッセージ表示、ドリルダウン機能など多数の機能強化を図っている。

 価格は、中小・中堅企業向け「SMILE BS 2nd Edition Rel.3」の「販売」が20万円(税別)から、「会計」が25万円(同)から、「人事給与」が25万円(同)から。大企業向け「SMILEes 2nd Edition」の「販売」が500万円(同)、「会計」が250万円、「人事給与」が250万円。

川島 弘之