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SCSK、Splashtopのリモートデスクトップ製品を国内で販売

 SCSK株式会社は25日、米Splashtopの企業向けリモートデスクトップソリューション「Splashtop Enterprise」の国内販売を開始すると発表した。

 Splashtop Enterpriseは、個人向けに提供されているリモートデスクトップ製品「Splashtop」の企業向け製品。自席PCなどのリモートホスト(接続される側)の画面情報を直接取得して、リモートクライアント(接続する側)へ転送する仕組みで、個人向けと同様の使い勝手を維持しつつ、アカウント管理、デバイス管理、セキュリティポリシー作成、ロギングといった、企業で利用するための機能を拡充しているという。

 また、画面情報の転送はSplashtopが独自に開発したプロトコル技術により高速転送を実現しているため、特に大きなデータを扱う建築、製造、医療系の企業で利用されているとのこと。リモートホストとリモートクライアント間の通信にはHTTPSを利用しており、すでにHTTPS通信を許可している企業では、ファイアウォールの設定変更をせずに利用を開始できる

 なおSCSKでは、Splashtop Enterpriseに必要なソフトの「Splashtop Center」をプリインストールしたサーバー機や、サブスクリプションライセンスを提供する予定。価格は、25ユーザー分のクライアントライセンスを含むSplashtop Enterpriseサーバーが125万円(税別)。また、25ユーザー分の年間サブスクリプションが45万円(税別)、追加25ユーザー分の年間サブスクリプションが9万円(税別)。

石井 一志