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クラウドで働くママが急増中、9割が「働く機会の増加」を実感
クラウドワークス調査
(2014/3/19 13:20)
株式会社クラウドワークスは19日、同社クラウドソーシングサービスを通じて仕事を得ている全国の女性を対象とした調査結果を発表した。
2014年2月25日~3月4日、クラウドワークスで実際に仕事を受注した経験がある女性ユーザーに環境や動機についてアンケートを実施。1000件の有効回答を得た。
クラウドワークスに登録する約12万7000人のうち、女性利用者は約7万名(全体の約55%)。総務相の労働力調査による女性の年齢別就業率では、20代後半~30代の就業率が落ち込みを見せる一方、クラウドワークスの女性ユーザーではこの世代の登録者数割合が最多となっている。同社では「出産・育児などによって離職を余儀なくされる世代の女性にとって、クラウドワーキングが新たな働く場になっているのでは」と推察。
また、女性ユーザーの半数の半数以上(53%)が子育てをしながらクラウドワーキングに取り組む「クラウドママ」であることが判明。そのうち6割は小学校入学前の子供を子育て中だった。「この結果から、育児に割く時間が多く、外で働くことが難しい乳幼児を抱える母親を中心に、クラウドワーキングが活用されているとうかがえる」(同社)。アンケートで寄せられたメッセージでも「子育て中の主婦には有用」「子供が小さい間の数年間、子育てと仕事を両立させる手段として有効」といった声が多いという。
クラウドワーキングに取り組む理由としては、回答者の7割が「副収入を得る手段」と回答。次に多かったのが「自分のスキルを生かすため」で約半数に上った。ほかには「社会とのつながり」「新たなスキルの習得」「家族との時間の重視」といった理由を挙げる人も多く、「収入を得ながらそれぞれが目指すライフスタイルを実現する手段として、クラウドワーキングが活用されているとうかがえる」(同社)。「スキルを生かした仕事をさせてもらえるので生きがいを感じる」「自分のスキルが社会に通用することを認識できた」といったポジティブなメッセージも多かったという。
また、9割以上の女性ユーザが、クラウドワーキングを通じて「働く機会が増えた」と回答。メッセージでも「空き時間を活用して仕事ができるので助かる」「在宅で働く機会が得られるのがよい」といった声が寄せられており、「時間や場所にとらわれることなく働けるクラウドワーキングが、女性ユーザーにとっての新たな働く機会の創出に有用であることが分かった」(同社)。
クラウドワークスは、「21 世紀のワークスタイルを提供する」をミッションとして展開する日本最大級のクラウドソーシングサービス。本調査は「地域活性化」「海外展開」と並ぶ、同社の事業テーマである「女性の新しい働き方を支援する」という取り組みの一環として実施された。「クラウドワーキングの認知度向上とともに、女性ユーザーも急速に増え続けているが、今回の調査はクラウドワーキングに取り組む女性の姿が浮かび上がる結果となった」(同社)としている。