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アララ、AR動画コンテンツを簡単に作成できる「marcs」

 アララ株式会社と株式会社エーエヌラボは18日、Webブラウザ上で簡単にAR動画コンテンツを作成できる「MARCS STUDIO」と、スマホアプリ「marcs」の提供を開始した。

 AR動画コンテンツを手軽に作成し、企業のプロモーションに活用できる。MARCS STUDIOのWebブラウザ画面で、動画再生のきっかけとなる画像と再生したい動画を登録するだけで、写真やテキストデータをメールに添付するような感覚で、簡単にAR動画コンテンツが作成できる。

制作の手順

 例えば、動画再生のきっかけとなる画像と同じ画像をポスターに埋め込んでおく。ユーザーがその上に自分のスマホをかざすと画面に動画が流れる。動画の再生後に関連URLを表示したり、動画再生を行わずに直接Webサイトへつなぐといった設定にも対応する。

スマホをかざすと動画再生

 業界初の「カタログインデックス機能」を搭載するのも特長。ほかの類似サービスでは、例えば、雑誌のあらゆるページにAR動画コンテンツがちりばめられている場合、それらすべてを視聴するにはすべてをスキャンする必要があった。カタログインデックス機能を搭載したmarcsでは、一度スキャンするだけで全動画リストがサムネイルで表示されるため、全ページをスキャンしなくても雑誌を一度スキャンするだけで、簡単に各ページの動画を再生できるという。

カタログインデックス機能

 価格は、初期費用0円、月額費用7万円(月5000回再生まで)から。

 なお、すでに「KADOKAWA」および「キッズブランド HYSTERIC MINI」が採用。KADOKAWAは、アニメ「そらのおとしものFinal 永遠の私の鳥籠」(4月26日劇場公開)、「棺姫(ひつぎ)のチャイカ」(4月新番組)の映画・DVDのポスターにスマホをかざすと動画が出現するキャンペーンを、4月1日より開始する予定。

KADOKAWA活用事例

 HYSTERIC MINIは、ムック本「HYSTERIC MINI 2014 Spring&Summer collection」(4月1日発売)内の特設ページにて、誌面のDEVIL'S SAUCEの画像をスマホでかざすとオリジナルクッションの動画が見られるキャンペーンを行う予定。

HYSTERIC MINI活用事例

川島 弘之