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中国・北京の救急車載タブレット、オプティム製MDMで管理

 株式会社オプティムは14日、モバイルデバイス管理(MDM)ツールの「Optimal Biz for Mobile」が、中国国内初の取り組みとして、北京市内の救急車両に装備されるタブレット端末の標準MDMに採用されたと発表した。

 Optimal Biz for MobileのOEMサービスであるDMX Technologies Groupの「D-Smart MDM」と華為技術有限公司(Huawei Technologies)のタブレット端末が、中国聯合通信有限公司(China Unicom)を通じ、北京市内の救急車両を対象として救急患者の個人情報を保護する標準セキュリティサービスとして採用された。これにより、救急車両と救急病院をつなぐネットワーク内において、セキュリティを確保しながら救急患者のカルテを作成、閲覧、検索できるようになるという。

 また、同サービスは中国国内における救急車両用の標準カルテシステムとして、China Unicomを通じて順次提供範囲を拡大する予定。

 オプティムでは、知的財産戦略や東アジアを中心とした海外戦略を推進しており、今後高まると思われるMDM市場への期待に応えるべく、スマートデバイス向けの包括的なサービスをグローバルに展開していくとしている。

三柳 英樹