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ウイングアーク、PDF帳票保管ツール「SVF PDF Archiver」にWeb APIを追加

 ウイングアーク1st株式会社(ウイングアーク)は12日、PDF帳票専用の保管ツール「SVF PDF Archiver」を強化し、同日より出荷開始すると発表した。

 「SVF PDF Archiver」は、一定期間の保管が必要なPDF帳票や部門・部署・拠点などに散在するPDF帳票を、適切かつ長期的に保管運用するための製品。今回の機能強化版では、アーカイブされたPDF帳票をダウンロードせずに閲覧できるビューアを搭載したほか、Web APIの実装によってWebシステムとの連携性を高めているのが特徴という。このAPIを利用することにより、アプリケーションから容易に参照したり印刷したりする機能をアプリケーション側に実装できる。

 加えて、Active Directory(AD)連携による、ユーザーおよびグループの情報同期に対応。また、帳票ソリューション「SVF Ver.9.2」との連携を強化し、SVFフィールド名での一括検索も可能になったとのこと。これによって、異なる帳票間での横串し検索に加え、生成されたPDF帳票の、一気通貫での検索に対応している。

 価格は、1サーバーあたり180万円(税別)から。なお今回の機能強化版は、部門単位(フォルダ単位)にセキュリティ権限を絞った検索や、SVFと連携し複雑で大量なPDF帳票のフィールド検索が可能になったことため、機械メーカーでの導入が決定しているとのこと。ウイングアークでは今後、「SVF」製品を利用注の顧客に対し、積極的に利用提案を行うとしている。

石井 一志