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富士通SSL、Outlook連携を強化したメール誤送信対策ソフト新版

送信確認画面イメージ

 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は、メール誤送信防止製品「SHieldMailChecker 誤送信防止」において、Outlookとの連携機能強化と、添付ファイルの自動ZIP暗号化機能を追加し、2月25日より提供開始する。

 「SHieldMailChecker 誤送信防止」は、メール送信時に送信確認画面を表示し、送信者にあて先や添付ファイルの再確認を促すことで、「うっかりミス」によるメール誤送信を防止するソフト。主要なメールソフト上で動作し、Outlookの最新バーションにも常に対応してきたという。

 今回はさらに、Outlookと連携した新機能として、大企業の部署間・グループ会社間などで発生しやすい、同姓のあて先取り違えを防ぐため、送信相手の所属部署を表示する機能を追加した。Active Directoryとの連携により、所属が変わっても自動で情報が引き継がれるので、人事移動時のメンテナンスも不要とのこと。また、これまでは確認できなかった会議出席依頼時とタスク依頼時についても、あて先確認を行えるようにするなど、Exchange Serverとの親和性を向上させた。

 加えて、添付ファイルを自動で暗号化し、パスワード付きZIP圧縮ファイル形式に一括変換する、自動ZIP暗号化機能も追加されている。なおパスワード通知については、差出人のみにメールで伝える方式と、差出人とすべての受信者に自動で伝える方式の2パターンから選択可能だ。

 価格は従来と変更はなく、100ユーザーまで利用できる基本ライセンスパックは、本体価格が31万5000円、年間保守料が4万7250円。20追加ライセンスパックの本体価格が6万3000円、年間保守料が9450円。また1社無制限で利用できるパッケージも用意されており、こちらは製品の本体価格が2100万円、年間保守料が315万円となっている。

 このほか、ゲートウェイ単位で課金され、1カ月単位で利用できる月額サービス版では、月額42万円。

 富士通SSLでは、2年間で5万ユーザーの販売を目標としている。

石井 一志