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IIJ、効率的な文書共有を支援するソフト「SlicePoint」

オンラインで全ページのプレビューも可能

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は18日、文書共有を効率化するソフト「SlicePoint」を同日より提供開始すると発表した。オンプレミスやプライベートクラウド、「IIJ GIOサービス」などのIaaSで利用できる。

 「SlicePoint」は、PDFやPowerPointなどのドキュメントをWebブラウザから全文検索し、必要なファイルを簡単に探し出せるようにするソフト。検索では、タグや作成者・登録者などの属性検索に加え、ドキュメントの中身を全文検索できるため、大量のファイルから、必要なファイルを容易に検索可能という。

 検索でヒットしたドキュメントは、オンラインで全ページプレビューでき、効率的に目的のドキュメントを探し出せるのが特徴。プレビュー表示は、ヒットした全ドキュメントをリスト表示する以外に、全ドキュメントの全ページを表示したり、検索ワードを含むページのみを表示したりすることもできる。

 さらに、プレビューから必要なファイルを選択し、複数のファイルをまとめてダウンロードする機能を搭載。また、選択したページのサムネイルを作成し、ファイル本体と一緒にダウンロードする機能も備えた。公開するドキュメントに対しては、公開範囲や期間を設定可能。また、ファイル登録やダウンロード履歴などの統計情報を参照することもできる。

 対応するWebブラウザはFirefox、Chrome、Internet Explorer 9/10。

 料金はユーザー数による月額課金方式を採用しており、ディスク容量や登録ファイル数の制限はない。具体的な価格は、50ユーザーまでが月額1万6000円(税別)、100ユーザーまでが月額3万円(税別)、500ユーザーまでが月額10万円(税別)など。ハードウェアや「SlicePoint」以外のソフト、導入作業の費用などは別途必要になる。

石井 一志