ニュース

ウイングアークとNEC、“100億件規模”のビッグデータ活用基盤

 ウイングアーク株式会社と日本電気株式会社(NEC)は14日、「100億件規模のデータを分析する」ビッグデータ活用基盤を発表した。ウイングアークのBI・データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」とNECの高性能サーバー「Express5800/A1080c」、高可用性ストレージ「iStorageMシリーズ」を組み合わせ、同日より販売する。

 基幹システム向けとして提供されるExpress5800/A1080cおよびiStorageMシリーズは、最大2TBメモリを搭載できるため、大容量メモリを生かしてデータを高速処理する「オンメモリ処理」が可能。Dr.Sum EAを連携させることで、企業内のさまざまなシステムに散在するデータを統合し、大容量データ分析が可能な環境を構築する。

 今回、共同でExpress5800/A1080cとDr.Sum EAを組み合わせた性能検証を実施。「従業員数2万名以上の大規模ユーザーや、100億件以上の大容量データを保有するユーザーに最適なパフォーマンスを実証した」とし、今後、大企業向けのBIソリューションとして提供していく。

 なお、NECは2008年よりDr.Sum EAのOEM販売を開始。「InfoFrame Dr.Sum EA」のシリーズ名称で販売している。両社はBI領域の技術をさらに相互共有し、顧客のニーズに柔軟に応える製品を投入する考え。

川島 弘之