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ハンドリームネット、PoE給電能力などを強化したセキュリティスイッチ「SG2100」

 ハンドリームネット株式会社は5日、ウイルスを拡散防止するセキュリティアプライアンス「SubGate」において、新製品「SG2100シリーズ」を同日より販売開始すると発表した。

 「SubGate」は、ウイルスが感染活動を行う際のふるまいを検知し、感染の拡大を防ぐアプライアンス。レイヤ2スイッチ機能を搭載しており、感染が疑われるクライアントPCのもっとも近いポートでネットワーク接続を遮断することにより、LAN内でのウイルス拡散を防ぐという。

 検知にあたっては、スイッチチップとは別に、特許技術である「MDS(Multi Dimension Security)」エンジンをASICで搭載しているため、転送スピードに影響を与えない点が特徴。また、クライアントPC向けのアプリケーションを利用した拡散防止対策と異なり、ユーザーの利用環境に影響を与えないのもメリットとした。

 今回発表された「SG2100シリーズ」では、一部製品でアップリングポートが従来のGigabit Ethernet(GbE)から10GbEに高速化されたほか、PoEモデルでは、1ポートあたりの給電能力が15.4Wから30Wに向上している。

 ラインアップは、100BASE-TX×24ポートのPoEモデル「SG2124PoE」、1000BASE-T×24ポートの「SG2124GX」とそのPoEモデル「SG2124GX PoE」、100BASE-TX×48ポートの「SG2148」とそのPoEモデル「SG2148 PoE」、1000BASE-T×48ポートの「SG2148GX」が用意される。

石井 一志