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トレンドマイクロ、クローズド環境向けのウイルス対策ツール新版

集中管理やステータスLED表示が可能に

TMPS2
集中管理運用イメージ

 トレンドマイクロ株式会社は27日、インターネット未接続の端末向けウイルス対策ツール新版「Trend Micro Portable Security 2(以下、TMPS2)」を発売した。参考価格は2万8800円(税別)/年から。

 TMPSは、ネット接続されていないスタンドアロン/クローズド環境向けのウイルス検索・駆除ツール。USBメモリ型の製品として提供される。

 製造業における生産設備に代表されるこうした環境でも、外部データを保存したURBメモリや持ち込みPCの業務利用により、ウイルス感染が起こり得る。このリスクに対処する。

 新版では、集中管理機能を新たに搭載。遠隔地にある支店や生産・保守拠点などにある検索ツールに対しても、管理者がウイルス検索の設定を反映したり、検索ログを集約したりすることが可能となった。日本国内や海外拠点での検索ツールの検索ログを一元的に把握できるため、企業全体としてのITガバナンス強化の一助になるという。

 また、検索ツール自体にLEDを搭載。青黄赤などの色パターンによって、検索ステータスと検索結果を3段階で通知する。担当者が検索対象の端末画面で検索状況を逐一チェックする手間を省くことで、現場での簡単な運用を実現した。

 ツールの単体価格は2万8800円(税別)/年。新規購入時は最低5本の購入が必要。

川島 弘之