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統合運用監視ツール「MoonWalker」を強化、監視設定や表示機能が向上

 ITホールディングスグループの株式会社クラウド・スコープ・テクノロジーズは23日、仮想化環境をビジュアルに監視・管理するツール「MoonWalker」の新版「同 ver.3.1」を発表した。監視設定および表示機能を強化したほか、処理能力を向上させ、クライアント画面の起動時や編集時の操作性を向上させたという。

 MoonWalkerは、サーバー、ネットワーク機器などの障害・統計情報を一元的に管理・監視できる総合運用監視ツール。直感的なGUIにより、物理/仮想サーバーから、ストレージ、サービスまでの構成を表示できるという。また、障害の原因分析と影響範囲を迅速に特定する障害監視や、リソース監視のしきい値管理とグラフ化機能を提供する統計管理機能も搭載している。

 今回の新版では、監視設定を行う際の利便性を向上させるため、さまざまな機能強化を行ったという。具体的には、計画工事終了後のイベント再通知機能や、複数の監視データから計算式を利用して監視指標を作成する機能、監視対象ノード・監視設定や計画工事設定のコピー機能、トラップ情報詳細に含まれるトラップの内容をイベントに表示する機能などを追加した。

 また、監視対象ノードや監視対象項目が増加した場合に、低スペックのハードウェアでは操作性が低下する場合があった、プラットフォーム、OSに最適化した処理構成に変更することにより、クライアントの起動時や編集時の操作性を向上させたとのこと。

 価格は、500万円(税別)から。

石井 一志