仮想環境をビジュアルに監視・管理する「MoonWalker」新版、IPv6監視に対応


 株式会社クラウド・スコープ・テクノロジーズは28日、仮想環境をビジュアルに監視・管理する「MoonWalker Version2.4」を発表した。標準価格は500万円(税別)から。12月3日より提供する。

 MoonWalkerは、サーバー機器やネットワーク機器などの障害情報、統計情報を一元的に管理・監視する総合運用監視ツール。直感的なGUIで物理/仮想サーバー、ストレージ、サービスまでの構成を表示する「構成管理」、イベントの相関機能にて迅速に障害の原因分析と影響範囲を特定する「障害監視」、リソース監視のしきい値管理やグラフ化機能を提供する「統計管理」といった機能を備える。

 新版では、IPv6の監視機能をサポート。IPv6アドレスを設定した監視対象機器に対するPing死活監視や、監視対象機器から送出されるIPv6アドレスのSNMPトラップに対応。これによりIPv6サービスを提供するインターネットサービスプロバイダやデータセンター事業者の運用を実施するシステム管理者の負担を軽減するという。

 また、Zabbixエージェントとの連携が可能に。従来、MoonWalkerシリーズではエージェントレス型の監視方式のみを提供していたが、今回からエージェント型の監視方式で監視指標(リソース監視の項目)を作成できるようになった。Windowsのイベントログやログ監視情報を、Zabbixで利用される「アイテム」や「キー」を設定することで、エージェント経由で取得できるようにもなる。これらにより、セキュリティポリシーなどでエージェントレス型の監視ができない場合や、監視サーバー側の負担を軽減したい場合など、稼働環境に応じて監視方式を選択することが可能。今回のリリースでは連携可能なエージェントモジュールとして、Zabbix Agent バージョン1.8に対応している。

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