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オレガ、クラウド対応を強化したストレージ仮想化ソフト「VVAULT 6.1」

NTT ComのCloudn Object Storageに正式対応

 株式会社オレガは、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT(ブイボルト)」の新版「同 6.1」のダウンロード提供を開始したと発表した。

 VVAULTは、Windows上にマウント可能な複数のストレージを統合し、1つの大きな仮想ドライブを構築するソフト。内蔵のSSDやHDDはもちろんのこと、外付けHDDやNASまで、Windows OSで認識できるすべてのストレージを仮想化統合可能なため、手軽に大容量ストレージ環境を構築できるという。

 今回の新版では、プロキシーサーバー経由でのクラウドストレージ接続に対応したほか、接続先クラウドストレージとして、Amazon S3に加え、NTT Comのクラウドストレージサービス「Bizホスティング Cloudn Object Storage」に正式対応した。

 これにより、信頼性が高く、ネットワーク転送料金がかからないCloudn Object Storageを利用して、クラウド上にファイルサーバーやレプリケーション/HAサーバーを容易に構築できるとのこと。

 なおオレガとNTT Comでは、ユーザー企業のファイルサーバーにVVAULTをインストールし、インターネット回線を通じてデータをバックアップするクラウドバックアップサービス「Bizシンプルディスク バックアップタイプ」をすでに展開しているが、今後は「Bizホスティング Cloudn」においても協業を検討するとしている。

石井 一志