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ジャストシステム、英語文書への対応を強化した企業内検索システム新版

 株式会社ジャストシステムは14日、企業内検索システムの新版「ConceptBase Enterprise Search 3.1」を発表した。英語文書を高い精度で検索できるユーザーインターフェイス(UI)を搭載したのが主な強化点とのことで、2月21日より販売を開始する。価格は200万円(税別)から。

 「ConceptBase Enterprise Search」は、ジャストシステムが独自開発した検索方式「NL-Vgram」をベースに提供される企業向けの検索システム。不要な情報をヒットさせない検索精度の高さと、「ATOK」や「一太郎」で培ったユーザビリティの高いインターフェイスが特徴という。

 今回の新版では、英語文書検索のためのUIを搭載し、英語文書を高い精度で、より分かりやすく検索できるようになった。日本語と英語の両方で検索画面を用意できるので、拠点の国内外を問わず、検索システムを全社規模で構築できるとのこと。

 また、英語の省略形や、イギリス英語とアメリカ英語で表現に差異がある場合でも両方の検索結果を漏れなく検出できるようにするなど、英語での検索精度を高めるための工夫が盛り込まれた。

 さらに今回は、検索対象となるデータ規模を拡大し、1サーバーあたり6TBまで対応。検索性能についても、前バージョン比で最大2倍に向上させた。加えて、検索対象となる文書の種類が拡充され、Microsoft Office 2013で作成した文書を新たにサポートしている。

 動作環境は、サーバー側がWindows Server 2012/2008 R2 SP1/2008/2003 R2 SP2と、Red Hat Enterprise Linux 5.1以降、Red Hat Enterprise Linux 4 AS/ES Update4以降。クライアント側は、PC側がInternet Explorer(9以上を推奨)、Firefox、Safariの各Webブラウザをサポートするほか、iPhone、iPad、Android 2.3以上のスマートデバイスでも利用できる。

石井 一志