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オレガとtdiが提携、SMB向けのストレージシステムを共同展開へ

 株式会社オレガは16日、自社のストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT(ブイボルト)」のSIパートナーとして、情報技術開発株式会社(以下、tdi)、およびtdiグループ各社とパートナー契約を締結したと発表した。tdiが構築する中堅・中小企業(以下、SMB)向けのストレージシステムに「VVAULT」を採用し、両社が共同で市場へ展開するという。

 VVAULTは、Windowsで認識できるすべてのストレージを仮想的に統合し、仮想ドライブを容易に構築できるストレージ仮想化ソフトウェア。仮想ドライブを稼働させた状態でデータバックアップ、データリストア、レプリケーション/HAなどを実現する独自のバックアップ/リカバリ技術「VVAULTライブ・テクノロジー」を搭載し、SMBが要求するデータの急増対策やバックアップ/リカバリ機能にも柔軟に対応できるという。

 両社では、こうした特徴を持つVVAULTを、tdiが販売実績を持つWindowsサーバーと組み合わせることにより、スモールスタートが可能で容易にストレージ容量を拡張できるSMB市場向けのストレージシステムとして、共同で市場へ展開する考え。また今後も技術協力を行い、大規模システムへの対応やSMB向けのクラウドバックアップサービスなどについても、順次開発を進めるとしている。

石井 一志