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アシスト、Postgres Plus 9.3向けの支援サービス~パーティション設計やデータベース移行など

 株式会社アシストは5日、PostgreSQLをベースとしたデータベース「Postgres Plus Advanced Server」の新版「同 9.3」に対し、各種支援サービスを同日より提供すると発表した。

 Postgres Plus Advanced Serverは、オープンソースデータベースのPostgreSQLをベースに、米EnterpriseDBが開発しているデータベース製品。11月19日に発表された最新版のPostgres Plus Advanced Server 9.3は、最新のPostgreSQL 9.3をベースに開発されている。

 このバージョンでは、数百~数千の大規模なパーティショニングされたテーブルにおいて性能が改善しており、参照(SELECT)テストでは、前バージョン「Postgres Plus Advanced Server 9.2」と比べて性能が75倍に改善したほか、1000パーティションにまたがる100万行のデータ投入(INSERT)テストでは、400%の性能改善が確認されているという。

 また管理機能についても、Postgres Plus Advanced Server 9.3に含まれる「Postgres Enterprise Manager 4.0」では、カスタマイズ可能な監視ダッシュボードが実装され、複数のPostgreSQL、Postgres Plusのデータベース環境を容易に運用監視できるようになったとのこと。

 今回アシストでは、こうした特徴を持つPostgres Plus Advanced Server 9.3を活用して、ミッションクリティカルシステムへの導入を支援する「パーティション設計サービス」と、同データベースへの移行により、その機能をフルに活用できるよう支援する「データベース移行支援サービス」を提供する。

 前者は、検索性能、データ・メンテナンスの効率化を目的にパーティショニングを実装し、そのための各種パーティショニング設計、データ移行、運用に関する支援を行うサービス。一方の後者では、商用データベースならびにPostgreSQLからの移行に関し、計画策定および移行作業を実施するもので、利用機能の選定、アプリケーション移行、データ移行の支援を実施する。

石井 一志