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NEC、設備の点検業務を効率化するタブレット活用ソリューション

 NECとNECフィールディングは25日、公共・民間の施設・防災・介護などさまざまな点検業務に向けて、タブレットを活用することで業務を効率化する「フィールド業務支援ソリューション」を発売した。

 現場作業員がタブレットを活用して作業時の状況や点検結果を入力し、管理者が入力されたデータを一元的に管理するもので、作業者のタブレット管理者PCに導入するソフト、NEC製タブレット「LifeTouch L」、利用環境の基本設計サービス、テンプレート作成基本サービスで構成される。

 特徴は、作業時の状況や点検結果をタブレット端末で作業テンプレートに入力可能。タブレットを利用することで、再入力時の時間や転記ミスがなくなり、報告書の作成時間を大幅に短縮できるとする。作業データを一元管理できるため、管理品質も向上する。通信環境がない作業現場でも、一度タブレットに入力し、通信環境がある場所からアクセス・アップロードする機能も備える。

 タブレット導入の際に必要となる、アカウントの新生、作業テンプレートの作成、キッティング作業がサービスに含まれるため、短期間でのタブレット導入も実現する。端末紛失・盗難に備えるMDMサービスもオプションで利用できる。

 最小構成価格は83万6900円(税別)から。両社は今後3年間で3万ライセンスの販売を目指す。

川島 弘之