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アクロニス、企業向けモバイルファイル管理・共有・同期ソリューション新版
日本語化やUI刷新で使いやすさを向上
(2013/11/22 06:00)
アクロニス・ジャパン株式会社(以下、アクロニス)は11月21日、企業におけるモバイルデータ保護や共有、同期をセキュアに行うための企業向けモバイルファイルマネジメントソリューション「mobilEcho」、および企業向けファイル共有・同期ソリューション「activEcho」の最新版を本日より販売開始すると発表した。
新製品の発表にあたり、企業のファイル共有に関する市場動向についてアクロニス・ジャパン リージョナル・プロダクト・マネージャの古館與章氏が説明。「アクロニスが日本企業を対象に実施した『データ保護トレンドリサーチ 2013』によると、約44%の企業がすでにパブリッククラウド上でのファイル保存・共有を許可し、16%が今後の導入に向けて検討中であった」と、日本企業の約6割がパブリッククラウド上でのファイルの保存・共有を容認しているという。
「一方で、パブリッククラウド上でファイルを共有することのリスクについては、65%の企業が従業員にトレーニングを行っていないことがわかった。BYODやBYOCが日本でも増加しているが、企業の許可を得ていないシャドーITのケースも多く、それらに対する企業の対策が追いついていないのが実状だ」と指摘する。
こうした現状に対し、パブリッククラウド上でのモバイルデバイスのセキュアなファイルアクセス・同期・共有を実現するのが、アクロニスの「mobilEcho」と「activEcho」だ。両製品の特徴について、アクロニス プロダクト・マネジメント・ダイレクタのマルセロ・アンドリオ氏は、「『mobilEcho』は、モバイルデバイスから企業の既存ファイルサーバーやNAS、SharePoint上へのセキュアなファイルアクセスを実現するモバイルファイルマネジメントソリューション。また、『activEcho』は、あらゆるデバイスからのセキュアなファイル同期や共有、コラボレーションを実現するソリューション。これらの製品によって、企業のセキュアな情報管理と活用を支援する」と述べている。
今回、その最新版として、「mobilEcho 5.0」および「activEcho 3.0」をリリースする。アンドリオ氏は、「最新版の『mobilEcho 5.0』と『activEcho 3.0』では、ともに設定、管理画面を含めて完全日本語化した点が大きな強化ポイントだ。これにより、細かい設定もすべてわかりやすくなり、設定、管理がより容易になった。また、『activEcho』と『mobilEcho』の管理コンソールを統合することも可能となった。あわせて、ユーザーインターフェイス(UI)も刷新し、ユーザーエクスペリエンスを向上するとともに、もっと直観的に簡単に使えるようなUIにリニューアルした」とアピールした。
「mobilEcho 5.0」の新機能としては、ユーザーのファイルアクセスの監査ログ機能を搭載。企業の既存のファイルサーバー、NAS、SharePointなど「mobilEcho」がサポートする環境上にあるファイルへのアクセスをトラッキング、管理できるようになった。また、Microsoft Officeファイルに対応。「mobilEcho」内で、Microsoft Officeの文書、表計算、プレゼンテーションファイル、およびテキストファイルの新規作成や編集が可能となった。
このほか、複数のファイルを同時に起動して作業、Office 365 SharePoint Online上のコンテンツにアクセス、デバイスにコンテンツをダウンロードした場合の有効期限を設定できるといった機能強化を図った。
「activEcho 3.0」の主な機能強化点としては、フォルダ全体だけでなくファイルごとの共有を実現したほか、フォルダ全体のダウンロード、複数ファイルのアップロードが可能となった。また、PC、Macからだけでなく、iOS、Androidデバイスからもフォルダの共有ができるようになった。
税別価格は、「mobilEcho 5.0」が10万2000円から。「activEcho 3.0」が33万4000円から。いずれも、1ユーザー3デバイスまで接続可能。初年度は、価格に保守費用が含まれ、翌年以降の保守費は定価の25%となる。ライセンス数によって、価格は異なる。