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日本IBM、オープンクラウドを実現する「SmarterCloud Orchestrator」を強化

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は15日、クラウドの構築と管理を自動化するソフトウェア「IBM SmarterCloud Orchestrator」において、新版「同 V2.3」を発表した。今回はIBM Power Systemsに対応したほか、マルチテナント環境のサポート、可用性の向上などが行われている。価格は、管理対象のプロセッサ1コアあたり、8万2700円(税別)から。

 新版では、クラウド環境の構築や管理を自動化するオーケストレーション機能を実装。再利用可能なパターンを活用して、迅速なクラウドサービスの開発を支援するという。ハードウェア環境や仮想化環境はさまざまな混在環境をサポートしており、KVM、VMware、Amazon EC2といった以前から対応していたプラットフォームに、「IBM Power Systems仮想化インフラストラクチャー」が追加された。

 また、マルチテナント環境でクラウドサービスを提供可能にしたほか、VMware HAのサポートにより、障害発生時には別ホストで自動的に再起動する機能も利用可能になる。さらに、異機種混合環境での制御や管理の強化により、可用性を向上。LDAPやActive Directoryに対応し、既存システムのユーザー認証の仕組みを活用した、容易なユーザー管理システムの構築なども可能になった。

 このほか、パターン化したサービスメニューを選択するだけでポータル画面からクラウドサービスを開始できるようになったため、開発が迅速かつ容易になり、開発生産性が向上するとのこと。

石井 一志