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テラスカイ、ダッシュボードを作成可能にしたSalesforce向け画面エディタ「SkyVisualEditor V3.4」

Dashboardレイアウトで作成した画面イメージ

 株式会社テラスカイは15日、Salesforceの画面開発を容易に行えるクラウドサービス「SkyVisualEditor」が、12月15日に「同 V3.4」へバージョンアップすると発表した。

 SkyVisualEditorは、コーディングすることなく、ドラッグ&ドロップなどのマウス操作だけでSalesforceの画面開発を簡単に行える画面開発ツール。従来、Salesforceの画面は、シンプルな基本サービス内の機能で作成するか、SI事業者などに開発依頼するケースが一般的だったが、SkyVisualEditorを利用すればウィザード形式などで簡単に作成できるという。

 今回の新版では、表形式でのレコード表示、画像、Chatterフィードや独自のグラフといったAppComponentなどを1画面に配置して、ダッシュボード画面を作成できるようになる。さまざまな情報を画面遷移せずに一望できることから、テラスカイでは、ホーム画面での利用に最適としている。

 また、同一画面内に子(主従関係、または参照関係)オブジェクトの詳細画面を表示できる、詳細パネルを配置可能にした。SkyVisualEditorでは、子オブジェクトをテーブルのレコード形式で複数表示可能だが、レコード形式ではたくさんの項目表示や自由な表示レイアウトを設定できないため、従来は別ウインドウに表示させていた。今回、この機能が実装されたことにより、画面遷移を行わず、自由なレイアウトで詳細を確認できるという。

詳細パネル機能のイメージ

 さらに、Salesforceのユーザー設定に左右されることなく、ユーザーごとに表示言語の切り替えを行ったり、詳細画面を特定条件の場合のみPDF化するよう指定したり、といったことが可能になった。このほか、レイアウトの自由度を高める機能追加や大容量データへの対応などが行われている。

石井 一志