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日立Solとanbx、コンタクトセンター向け「Dynamics CRM」の導入で協業

 株式会社日立ソリューションズとanbx株式会社(以下アンビエックス)は、「Microsoft Dynamics CRM」を導入するコンタクトセンター向け事業で協業することに合意。11月8日から販売を開始すると発表した。両社の連携により、顧客企業は短期間および低コストで、CTIを活用したコンタクトセンター向けCRMシステムの導入が可能となるとしており、2015年度に累計5億円の売上を目指す。

 マイクロソフトの「Microsoft Dynamics CRM」 は、クラウドサービス「Microsoft Dynamics CRM Online」を利用するか、自社でシステムを保有するかが選択可能なCRMシステム。世界中で約330万ユーザー以上の利用実績がある。

 アンビエックスは、「Microsoft Dynamics CRM」や「Microsoft Dynamics CRM Online」にPBXやCTIサーバーを連携させる機能や、通話を録音したり再生したりする機能を付加する「CT-Clip」を販売。主に中小規模のコンタクトセンターに向けたCRMシステムを構築し、運営ノウハウを蓄積してきた。

 「CT-Clip」は今回、日立ソリューションズとの連携に加えて、株式会社日立情報通信エンジニアリングのコンタクトセンターシステム「iCTNET/IX」UnPBXモデルを新たにサポートした。

 一方、日立ソリューションズは海外のグループ拠点と連携し、国内外で80を超える企業への「Microsoft Dynamics CRM」や「Microsoft Dynamics CRM Online」 導入実績を持つ。

 両社は今後連携して中小規模のコンタクトセンターに向け、アンビエックスの「CT-Clip」を採用した、「Microsoft Dynamics CRM」システムの導入におけるコンサルティングから、構築、運用・保守までを提供。

工藤 ひろえ