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TOKAI、岡山のデータセンターを利用したリモートバックアップサービス

 株式会社TOKAIコミュニケーションズ(以下、TOKAI)は29日、遠隔データバックアップサービス「リモートバックアップサービス」において、データのバックアップ先を同社の岡山データセンターとする「西日本リージョン」を販売開始すると発表した。

 「リモートバックアップサービス」は、顧客企業のデータをVPNや専用線を経由して、TOKAIのデータセンターへ転送・保管するバックアップサービス。バックアップ対象サーバーにエージェントソフトを導入することにより、毎日自動でバックアップを行うほか、サーバー側で重複除外処理を実施してネットワーク転送量を抑え、高速バックアップを実現している。またバックアップされたデータは、専用のポータルサイトから容易にリストアできるという。

 今回の「西日本リージョン」では、地理的に首都圏や関西圏から離れ、地震や台風などの自然災害も少ない岡山データセンター(2013年4月開設)を利用することで、ディザスタリカバリ(DR:災害対策)を可能にする。

 なお、この販売開始に伴い、同時に無料キャンペーンを実施する。具体的には、2014年3月末日まで申し込みと利用開始を済ませた顧客に対して、初期費用を無料にするほか、最大3カ月間(利用開始月~2014年3月まで)、月額利用料を無料にするとのこと。対象はリモートバックアップサービス全メニュー。ただし、データセンターまでの接続回線、サービスゲートウェイ(当社データセンター内の構内回線など)、顧客の拠点ネットワークなどにかかわる費用は別途発生する。

石井 一志