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ワイズ、デュアルコアAPUを搭載したシンクライアント端末「D10D」

 ワイズテクノロジー株式会社(ワイズ)は18日、自社のシンクライアント用OS「Wyse ThinOS 8」を採用し、AMDのデュアルコアAPUを搭載したシンクライアント端末「Wyse D10Dシンクライアント」(以下、Wyse D10D)を発表した。

 「Wyse D10D」は、APU「AMD Gシリーズ」を搭載した、ハイエンドのシンクライアント端末。コンパクトな筐体ながらも、デュアルコア、1.4GHzとパワーのあるAPUを搭載したほか、ハードウェアデコーダを搭載しているのが特徴という。これにより、多くの3D CADアプリケーションで利用できるほか、仮想化プロトコルの各種マルチメディアリダイレクションに対応し、1080pの動画再生を含めた、高解像度マルチメディア環境を提供できるとしている。

 またIEEE 802.11a/b/g/nの無線LANに対応し、IEEE 802.11nでは最大300Mbpsの通信速度を発揮可能。Webカメラも内蔵するので、別途カメラを用意しなくとも、ビデオ会議やWeb会議などで利用できるとのこと。

 なお、OSにWyse ThinOS 8を採用しているため、ネットワークに接続された後で、自動的に設定や更新が行われるゼロコンフィグレーションを実現。面倒な設定を手作業で行うことなく、迅速にデスクトップ環境を利用できるとしている。

石井 一志