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KDDIがGoogle Apps/Office 365を提供へ、端末とセットで割引キャンペーンも

「選べる“3M”」戦略を強化

 KDDI株式会社は、法人向けに「Google Apps for Business」および「Office 365 with KDDI」を11月1日より提供する。併せて、auスマートデバイスとセットで利用することで、auスマートデバイスの毎月の利用料金から最大2年間525円を割り引く「スマートバリュー for Business クラウドセット割引キャンペーン」も開始する。

 「Multi Device」「Multi Network」「Multi Use」の三位一体を掲げる「選べる“3M”」戦略において、両クラウドサービスを追加することで、より幅広い「Multi Use」を実現。導入・運用を支援する「SE技術支援サービス」「お客様サポートセンター」も併せて提供する。

「Google Apps for Business」および「Office 365 with KDDI」を11月1日より提供

 また、両クラウドサービス向けにアドオンツールも用意。「Google Apps for Business」向けには、Google Apps向けツールを多数手がける株式会社サテライトオフィスと共同で「KDDI サテライトオフィスツール」を開発、11月1日より提供する。「Google Apps for Business」とセットで利用することで、組織情報に合ったツリー形式での組織カレンダー、組織アドレス帳、シングルサインオン(SSO)・アクセス制御が利用可能となる。料金は組織カレンダー、組織アドレス帳、SSOの機能ごとに月額105円/ID。

 「Office 365 with KDDI」向けには、株式会社ネクストセットと共同で「KDDI ネクストセットツール」を開発、11月1日より提供する。「Office 365 with KDDI」とセットで利用することで、組織ワークフロー、SSO・アクセス制御が利用可能となる。価格は、組織ワークフロー、SSOの機能ごとに月額105円/ID。

「SE技術支援サービス」「お客様サポートセンター」も併せて提供
両クラウドサービス向けにアドオンツールも用意

 Google Appsはソフトバンクによる取り扱いが先行しているが、KDDIはアドオンツールや「スマートバリュー for Business」の料金体系を差別化要素として追い上げをかける狙い。

 その一環として、「クラウドセット割引キャンペーン」もクラウドサービスを提供する11月1日に併せてスタートする。これは「Google Apps for Business」または「Office 365 with KDDI」とauスマートデバイスをセットで利用することで、auスマートデバイスの毎月の利用料金から最大2年間525円を割り引くもの。

 適用条件は、月末時点で以下3点を満たすこと。

(1)同一法人名義でauスマートフォン/auスマートデバイスを契約。LTEフラット/LTEフラット(キャンペーン)/ISフラット/プランF(IS)シンプル/プランF(IS)/LTEフラット for Tab/Tab(i)/LTEフラット for DATA(m)のいずれかに申し込んでいること。

(2)2014年3月31日までにクラウドセット割引キャンペーンに申し込みがあること。

(3)対象のauスマートフォン/auタブレット回線が、auスマートバリュー/スマートバリュー for Business/スマホセット割(タブレット回線に限る)に加入していないこと。

 受付期間は2013年11月1日から2014年3月31日まで。

川島 弘之