住電情報、スマホ専用画面を用意した「楽々WorkflowII」新版


 住友電工情報システム株式会社(以下、住電情報)は2日、Webワークフローシステムの新版「楽々WorkflowII Ver.6.2」を発売した。

 楽々WorkflowIIは、企業内での申請・承認・決済のワークフローを電子化し、業務の見える化を実現するパッケージソフト。短期間で利用を開始したい場合から、ERPなどの基幹システムと連携させて本格的なワークフローを構築したい場合まで、幅広い用途に活用できる。

 新版では、新プラットフォームに対応。スマートフォン専用画面を用意することで、スマートフォンでの操作性を向上した。加えて、SafariやGoogle Chromeにも対応している。

 ワークフローの運用強化も図った。組織上の上長以外の人も承認経路に簡単に登録可能に。また、グループ全員への承認(回覧)をまとめて経路に設定できるようになった。これにより個別に登録する必要があった経路設定の作業がさらに簡略化され、業務の効率化が図れるという。

 また、事前に登録しておけば、出張などで上長が承認できずにいる文書もその上の上長がまとめて承認できる引上承認に対応。緊急の処理を要する業務の場合にもスムーズに処理が進められる。

 そのほか、管理機能を強化。従来は個別の業務ワークフローごとに閲覧権限を確認する作業が必要だったが、今回より、業務ワークフローを複数指定して一覧形式で確認できるようになった。これにより作業を効率的に行うことができ、業務ワークフローの管理者の作業を軽減できる。また、Excelファイルにダウンロードすることも可能なので、内部統制に伴う監査資料を容易に出力できる。

 1CPUあたりのライセンス価格は、Linux/Windows版が250万円(税別)、UNIX版が350万円(同)。

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