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日本HP、高速インターフェイスを搭載したブレードサーバー向けEthernetスイッチとSANスイッチ

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は10日、ブレードサーバー「HP BladeSystem」のネットワークオプションとして、40Gigabit Ethernet(GbE)のアップリンクが可能なレイヤ3スイッチ「HP 6125XLG ブレードインターコネクトスイッチ」(以下、HP 6125XLG)と、16Gbps FC(ファイバチャネル)スイッチ「HP BladeSystem c-Class Brocade 16Gb SANスイッチ」を発表した。同日より販売を開始する。

 新スイッチのうち「HP 6125XLG」は、日本HPのネットワーク製品と共通した、Comware v7 OSを搭載するレイヤ3スイッチモジュール。最大40Gbpsのアップリンクポートを4つ搭載するほか、サーバーと接続するダウンリンクポートも10GbE(SFP+)×16ポートを備える。また2014年には、20GbEへの対応も予定されているという。

 また、仮想シャーシ機能「Intelligent Resilient Framework 2(IRF)」に対応しており、複数モジュールを1台のスイッチとして管理可能。FCoE、VEPA、TRILLなど、最新のネットワーク技術にも対応する。

 さらにファームウェアアップデートにより、2014年前半には、OpenFlow 1.3や、広帯域な物理ポートを分割し、帯域設定して利用可能なFlex-10機能、デュアルホップ構成をサポートするFIP Snooping Switch機能などが利用可能になる予定。

 価格は195万1950円から。

 一方の「HP BladeSystem c-Class Brocade 16Gb SANスイッチ」は、最新の16Gbps FC接続に対応したスイッチモジュール。サーバー側ダウンリンク16ポートに加えてアップリンクを12ポート備え、ラックマウント型のBrocade SANスイッチと同様の管理手法で利用できる。価格は109万2000円から。

石井 一志